カスタムIEM作製(その1:インプレッション採取編)
先日参加したポタ研でカスタムIEMの試聴を色々して1964earsのカスタムIEMを作ってみることにしました。ポタ研参加のブログはこちら
その前にカスタムIEMとは:
IEMはIn Ear Monitor(イン・イヤー・モニター)の略で、イヤモニとも略される。主にステージミュージシャンやサウンドエンジニアが正確なモニタリング(音響の観測)を行なうため、高解像度、高遮音性を追求したモニター用イヤホンのこと。主に業務用(プロ)機としての性格が強い(eイヤホンのHPより)
で、カスタムIEMとは自分用にシリコンで型を取って作製するIEMです。
作製風景はこんな感じ
カスタムIEMを作成するに当たりまず必要になるのがインプレッション。シリコンの型です。
インプレッションは補聴器屋さんで取って貰えますがどこでもやっている訳ではなく(補聴器とカスタムIEMでは必要なインプレッションの大きさが違う/商売上の方針?etc.)カスタムIEM用のインプレッションを取ってくれる所に依頼する必要があります。
とりあえずカスタムIEMまとめwikiを参考に町田のフレンド補聴器さんに行くことに。フジヤエービックさん指定の東京ヒアリングケアセンターも気になったのですが日曜はやってないようでこちらに。
前日に予約の電話をしたものの日曜は3時まででいつでも大丈夫ですみたいな感じでしたがお昼食べてすぐ行った所先客の対応中でNHKのど自慢を見ながら暫く待機。
順番が来たので中へ。
カスタムIEM用のインプレッションを作製する旨伝えるとまずは耳穴のチェック。
胃カメラの耳版みたいなスコープを入れてチェック。この画面は自分も見れます。一応耳掃除はしたものの耳垢がちょっと映ったりしてして恥ずかし…でも「これぐらいはだれでも普通にあります。酷い人は鼓膜が見えないとかありますよ〜」とか言われ一安心(ぇ
チェックの際、「体格の割に耳の穴が小さいですね」と言われました。今回カスタム導入に踏み切ったのもなかなか耳に合うイヤホンが無いからでした…
チェックが終わりいよいよ採取。まずスコープで見ながら糸の着いた糸の付いた脱脂綿を耳の奥に仕込みます。鼓膜の方にシリコンが流れ込まないよう堰き止める役目です。
これが型を取るためのシリコン。黄色と緑のペースト状のものを混ぜ合わせると硬化する仕組みです。それを注射器に入れて耳に入れていきます。ひんやりして不思議な感覚。密度があるので音が遮断されます。
口を開けたほうがいいのか尋ねたのですがステージ上で使うプロの人とかじゃなきゃ開けなくていいよとのことでしたが話したりしたので閉じてるでもなかったような。。
暫くして固まったのを確認して耳から外します。耳の穴は真っ直ぐでないので捻りながら引っ張り出す感じです。
これを片耳ずつ行います。といっても左が固まって外す前に右にシリコンを注入してみたいな感じでした。
出来上がったインプレッションはこんな感じ。先に中に入れてあった脱脂綿がくっついています。耳穴の形は2回折れた形となっていますがこの第2カーブの先までシリコンがいってないとダメだそうです。
続いてヨメも今回IEM作るので同様にインプレッション採取。ヨメのは右が第2カーブに達していなかったのでやり直しをしたものの無事採取完了。
インプレッションの料金は左右一組で3000円でした。
1964earsへの発注に関しては次回にしようと思います。
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